みなさん、こんにちは。
ランサーズでエンジニアとして、インターンをしている太田(OtaYuki)です。
私の初めての投稿である今回の記事では、自分が参加したCakeFest 2019について書いていきたいと思います。
CakeFestは国際的なイベントで、実はまだ日本で開催されたことがありませんでした。しかし、幸運なことに、今年は東京で開催されることになりました。本当に良かったです。
場所はDMMの六本木グランドタワーとSmartNewsのオフィスで開催されました。下記写真は、六本木グランドタワーとSmartNewsです。(すごい)
簡単に自己紹介
2019年10月からランサーズに関わらせていただいている、太田有紀(おおたゆうき)と申します。
ランサーズに関わりたいと思った理由は、ランサーズが世界において、もっとも働き方やキャリアについて考えていて、行動に移している会社だと思ったからです。
私自身、非大卒かつ地方在住だったということもあり、キャリアの選択肢が少ないことにとても悩んでいた時期がありました。その状況を打破しようと、とにかく多くの体験をして、自分の視野を広げて、気づいたらランサーズでエンジニアとして関わっていました。
ちなみにエンジニア志望にも関わらず、上京するまで、タイピングすらまともに出来ませんでした。
人差し指のみでポチポチ打っていたときが懐かしいです(笑)
直近の目標は、エンジニアとして活躍して、非大卒や地方在住の人のキャリア構築におけるロールモデルになることです。また数年後には、エンジニアとしてのキャリアを両立させながら、大学(院)で学び直すことを視野に入れています。
CakeFest2019開始!
ワークショップとカンファレンスの計4日間にわたるイベントが始まりました。
CakePHPの歴史やCakePHPの技術的な内容などの発表がありました。また国際的なイベントでしたので、登壇者は皆英語で発表していて、日本語よりも英語の方が聞くことが多かった4日間でした(笑)英語の大切さをひしひしと感じました。
具体的にどんなことをやったのかその詳細は、他のランサーズの社員さんのブログや他社のブログで、私が書くよりもわかりやすい記事がありますので、技術的に完璧なものは、そちらに譲ります。
この記事では、3つのポイントを通じて、私の言葉でCakeFest 2019について伝えていければいいなと思っています。
それではよろしくお願いします。
①OSSに対する意識の変化
CakeFest2019の中には、このようなOSS活動をテーマとした発表もありました。
https://speakerdeck.com/itosho525/lets-start-your-first-oss-with-cakephp
「OSSに貢献したい」というものが、多くのエンジニアが考える重要な課題のひとつだと思っています。そしてランサーズは、「テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会をつくる」というビジョンを掲げています。そんなテクノロジーやOSS活動などのことも真剣に考えている集団に属している以上、私もなんらかの形で貢献したいと考えていました。
しかし、この業界に入りたての自分に出来ることなんてあるのかという疑念が自分の中にはありました。ですので、今回のイベントでは、自分にはどのような貢献が出来るのかというアンテナを張りながら参加していました。そんな自分でも出来そうなものがあったので、いくつか紹介します。
① OSSを利用する、紹介する
② 初心者用のチュートリアルの誤字脱字の修正
③ サイトのちょっとしたバグの修正
OSS活動というと、英語の翻訳とかもっと高度なことをしなければと考える人もいるかと思います。
私もそうでした。しかし、上記に挙げたようなものも貢献の第一歩として良いのではないかという結論に至りました。
1つ目として、OSSを利用する、紹介する。
これは、誰にでも出来る貢献だと思います。どんなに良いものでも使うユーザーがいなければ、良いものと認知されないので、大事です。
2つ目として、初心者用のチュートリアルの誤字脱字の修正です。
私が目をつけたのが、初心者用のチュートリアルです。初心者用チュートリアルとなると、ベテランの方はあまり目を通さないので、誤字脱字などがあったとしても、放置されてしまっていることが多いです。ですので、次に利用する初心者のためにも、気づいたら修正すると良いかと思います。ドキュメントの1文字だけを修正することも、立派な貢献です。誰かが直さなければ、ずっと間違ったままになってしまいます。
3つ目として、サイトのちょっとした修正です。
今回のイベントの期間中に、ランサーズの仲間がCakePHPのサイトの意図しない挙動を発見しました。ドキュメントを英語版から日本語版に変えるときに、一部の文章が英語のままになっている挙動です。修正自体は、そんなに難しくないですが、英語版のみを使っているユーザーは気づきにくい挙動です。
そのようなものを見つけて、それを解決することが大切だと感じました。私自身も、このような小さなことからやっていき、最終的には自分が生み出したアウトプットを多くの人が利用してくれる、関わってくれるようなレベルまで持っていきたいです。あと参考までに下記のようなものもございます。
CakeのSlackもある(日本語話者向けのチャンネルもある)CakePHPのSlackチャンネルは誰でも自由に入れますし、日本語話者向けのチャンネル#japaneseもあります!
こちらがリンクです。(http://cakesf.herokuapp.com/)またCakePHPのGitHubはこちらです。https://github.com/cakephp/cakephp
②テストに対する認識の変化
特に今回は、UT(単体テスト)について取り上げられていました。
肝となるのが、プロダクトを使うユーザーやビジネスに関わる人がどのような影響を受けるのかという視点でテストをすることです。UT(単体テスト)は、影響が少ないものは、どんどん省くことが大事です。それがテスト工数の削減に繋がります。特にランサーズには、CakePHP1.3時代にUT(単体テスト)がたくさんあったけど、全部動かすのに23時間かかっていて、メンテナンス出来ずに放置されていたという過去があります。CakePHP2.8移行後に旧テストは全部捨てて、1からUT(単体テスト)を作り直してCircleCIで回るようにしました。CIの時間を極力伸ばさずに効果的なUT(単体テスト)をメンテナンスし続けるのが今後重要になると考えます。そのようなことが強く認識できたことが、大きいな収穫だったと感じました。
我々がこれから行う業務でも、活用できそうです。
③金澤さんのすごさ
金澤さんは、ランサーズで活躍しているスーパーエンジニアです。私がもっとも尊敬している人物の一人です(直属の上司だから言っているわけではないです笑)
金澤さんについて書かれた記事が下記にありますので、是非読んでください。
https://engineer.blog.lancers.jp/2019/02/interview_kanazawa/
金澤さんの趣味が、私と同じ将棋なので、たまに将棋を指させていただいています。
本題に入ります。
金澤さんは、今回のカンファレンスで、一人目の日本人スピーカーでした。そのプレッシャーは、かなりのものがあったと思います。下記が金澤さんの登壇資料です。
どんな登壇内容だったかを一言でいうと、ランサーズの今まで蓄積した知見をもとに、CakePHPのバージョンの滑らかな移行の仕方を考えようというものです。
今まで金澤さんの凄いところは、いろいろと聞いてはいました。金澤さんと働きたくて、ランサーズに入りたいという人がたくさんいるほど人望が厚かったり、エンジニアとしての技術力の高さなどですね。
今回のCakeFest2019を通じて、私が凄いと実感したことがあります。それが、攻めの姿勢を忘れないかっこよさです。今回は、国際的なイベントということで、通訳さんがつくものの登壇者は皆、英語で発表していました。
金澤さんは、登壇経験はたくさんあるものの、英語での登壇は初めてです。専門の通訳さんがいるので、日本語で発表しても、支障はないはずでした。そんな中、金澤さんは、業務をしっかりとこなしながら、プライベートの時間で英会話などを学んでいました。年齢に関係なく、挑戦し続ける人はかっこいいな。そんな風に私は思いました。自分も今後、どんな立場で、何歳になっても、この挑戦して成長し続ける姿勢は、忘れないようにします。
さいごに
今回のCakeFest2019は、普段なかなか会うことが出来ない、CakePHPのコアメンバーと直接コミュニケーションが取れたことがとても貴重な機会でした。そして、ランサーズの一員として、このようなイベントに参加できたことが嬉しかったです。最後にランサーズメンバーで撮った写真を掲載して、締めたいと思います。運営の皆様、会場を提供してくださったDMM.com様・SmartNews様。そして、最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました。