はじめまして!
10月からデザイナーとしてインターンをしております、田中と申します。今回は10月からの2ヶ月でいただいた課題について振り返り、経験したことを書いていこうと思います!
バックグラウンド
現在大学4年生で、美学美術史の勉強をしています。
大学2年生の時にエンジニアの兄に勧められてHTML CSSを使ったコーディングの勉強を始めました。
ある程度身につき、アルバイトとしてコーディングの仕事をしている時、いただいたデザインデータを見ながら、普段何気なく使っているアプリやサイトに説明書がなくても使いやすいようにデザインされていることに気づき、調べているうちにUI/UXに興味を持ちはじめました。そして今までデザインの勉強をしたことがなかったため、本やYouTube、サロンなどで勉強を始め、よりUI/UXに魅力を感じたため、女性メディアを運営する会社で長期インターン、アルバイト先のホームページをデザイン、コーディングなどの勉強をし、就職活動を経て新卒としてランサーズに入社しました。
インターンの課題
・自分で決めた特定の人にランサーズのサービスを使ってもらう方法を考える
・アウトプットの形式や方法は全て自由
今回の課題のプレゼンは中間発表でどこに課題を置いたか、最終発表でその課題の解決策をまとめ、デザインに落とし込むという流れで進めることになりました。
課題を決める
まず最初に特定の人を誰にするか、何を解決するべきかを考えていきました。
私は周りの友達で先に就職した友達で既に仕事を辞めたかったり悩みを抱えている人が多く、普段からそのことについて考えていたこともあり、ターゲットを学生にしました。周りの仕事を辞めたい友達数名になぜ仕事を辞めたいのか質問をしてみると、
・仕事が合っていない
・仕事内容がやりたかったことではなかった
・休みが少ない
などの理由が多いことがわかりました。
この悩みの原因は、4年生・卒業直前になって就職について考え出す→やりたいことが見つかる前に就活の時期が来てしまう→知っている仕事・知識・関心が少ない→就職はしたいから妥協をして就職先を決めてしまうという流れからであると考えました。
また、逆に就職後に仕事を楽しんでいて、辞めたいと思っていない友達数名にも話を聞いてみたところその多くの人が就活が始まる前の早い段階でやりたいことがしっかり決まっていることがわかりました。
そのため、大学生の時間があるうちに視野を広げ、やりたいこと探しができたら就職後に仕事内容が合わないなどの悩みが減るのではないかと考えました。
ランサーズのサービスの中でこの解決策とMENTA が相性が良いのではないかと思い、MENTAについて調べてみました。MENTAは「教えたい人」と「学びたい人」をオンラインでマッチングするサービスで、 自分が学びたい分野のメンターを見つけて教えてもらうことができます。現在MENTAは勉強する分野が決まっていて、メンターを見つけることを前提としたサービスですが、その前段階の人たちをサポートできるサービスが含まれたらもっとMENTAを利用する人が増えたり、お金のない学生でも利用するきっかけがになるのではないかと思いました。
そこで課題を「学生がMENTAを使うようになるには」にすることにしました。
解決策
ペルソナを決めてカスタマージャーニーマップを作成してみました。そこでメンターを探す前の段階でメンターにどのような人がいるのかを知れるようなコミュニティが必要なのではないかと考えました。
いまMENTAにある機能
ナレッジ→メンターから知識を発信
メッセージ→個人間でのやりとり
質問・募集する→メンターと契約することを前提で予算を表示して投稿する
実際にMENTAを就活相談で利用していた方に話を伺ったところ、
「質問・募集をする」の機能を使って就活相談に乗ってくれるメンターを募集したところ12名のメンターが提案してくれて、その中にはメンターとして契約するのではなくメッセージ内のみで相談に乗ってくれた方が何人かいたということを教えてくれました。
コミュニティができたら、今回のようなメッセージ内で相談に乗ってくれた方の回答をいろんな人が見れるようになり、メンターの信頼度が高くなります。また、MENTAを使おうか悩んでいる段階の人でも質問ができるようになり、MENTAを使ってみるハードルが低くなるのではないかと考えました。
そしてfigmaを使ってこのデザインに落とし込みました。
解決策プレゼンとフィードバック
今回の解決策でいただいたフィードバックは次の点でした。
・ペルソナ像が曖昧だからもっと詳しく決めるべき
・解決策の落とし込みは新しい機能を追加するのではなくて募集機能に入れた方が変更が小さくなるのではないか
・結局学生は有料になったら使わないのでは?
・カスタマージャーニー上で、MENTAを選ぶ前提になっているが、他のサービスを使う可能性はないか?他のサービスとの差別化ポイントや競合優位性みたいなのが言語化できるとよかった
・解決したいことはなんだっけがブレていた気がするので、ストーリーを意識した構成だとなおよし
解決策の落とし込みを新しい機能を追加するのではなくて現在ある募集機能の中に掲示板のような形で入れた方が実装しやすいのではないかというアドバイスをいただいて、案を出すだけではなく実際に企業に提案するときに最小限に抑えられる方法を考えていなかったことに気づかされました。
また、今後の課題として他のサービスの競合との差別化を具体的に言語化できるようにして、なぜMENTAでコミュニティを入れるべきかの深掘りをしていきたいと思いました。
2ヶ月の課題を振り返って
今回初めて実際にあるサービスで改善できるところを探す課題に挑戦しました。最初は課題をどこに置くかでもとても悩んでしまいなかなか進まなかったのですが、いろんな方に質問してみて何が問題なのかを深掘りしていくことで徐々にこうした方がいいと思える方向が見つかっていきました。
実際にランサーズの社員の方々にアドバイスをいただくことによって自分では思いつかなかったコスト面などの現実的な問題点まで深く考えることができました。
また、このようなスライドを準備してプレゼンする機会は初めてだったのですが、アジェンダを作った方が聞き手に伝わりやすいなどの、課題だけでなく人に提案するときのプレゼン方法などもたくさん学ぶことができました。
今回アドバイスをいただいて気づいた足りなかったところや、学んだことを生かしてこれからランサーズのデザイナーとして活躍できるように頑張っていきます!