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[Lancers x SUPER STUDIO]第1回 Engineer Meetup を開催しました!

ohira.koki|2021年09月10日
イベント/登壇

開発部でインターンをしています、大平 紘基  (@kokitecture) です。

SUPER STUDIOさんとLancersのコラボイベントを、9月8日に開催しました!参加者はなんと67人!!多くの方々に参加頂きました、その内容を紹介させて頂きます。

Lancersはスキルシェア、 SUPER STUDIOはD2Cとそれぞれプラットフォームを提供しています。今回は各社の技術的取り組みや現場で働いているエンジニアの雰囲気について、若い世代のエンジニアからベテランエンジニアの方々に登壇して頂きました。

それでは、よろしくお願いします!

タイムスケジュール

https://lancersrecruit.connpass.com/event/221994/

今回のイベントは、以下のようなタイムスケジュールで実施しました。

企業紹介(15分)

  • 株式会社SUPER STUDIO
  • ランサーズ株式会社

勉強会(60分)

  • 「リーダーを降りてヒラになった話」 SUPERSTUDIO社 宮下さん
  • 「インターンから入社してRailsのメール送信をSengGridに移行してみて」 ランサーズ社 平野さん
  • 「開発チームにスクラムを導入した話」SUPERSTUDIO社  齋藤さん
  • 「新卒がMENTAの企画立案から実装までを一人で行ってみて」 ランサーズ社 池田さん
  • 「アルゴリズムに苦手意識がある私がアルゴリズムを勉強してみた」 SUPERSTUDIO社 下村さん
  • 「Terraform v0.12.29 → v1.0.5にバージョンアップする上で気をつけること」 ランサーズ社 安達さん

Q&A, 雑談(15分)

今回のイベントは、主に新卒エンジニアや駆け出しエンジニアの、キャリアのヒントになるような登壇内容が中心となっています。

それではそれぞれについて、以下で紹介させて頂きます!

企業紹介

はじめにSUPER STUDIOさんとランサーズ、両社の会社説明をしていただきました。

SUPER STUDIOとは?

まずはSUPER STUDIOさんのエンジニアリングマネージャー 河端 良介さんから、サービスと会社の概要を説明して頂きました。

SUPER STUDIOさんはD2C支援専門企業として、SaaS事業、D2Cコンサルティング事業を行っています。

SaaS事業では現在、ECプラットフォーム[ecforce]を運営されています。D2Cコンサルティング部隊から必要な機能に関するフィードバックを受け、それを国内外の3拠点にて迅速に改善されているそうです。SUPER STUDIOさんのより詳しいの情報はこちら

ランサーズとは?

次にランサーズの開発部 部長/VPoE 倉林 昭和 (@terukura)さんから、サービスと会社の概要を説明して頂きました。

ランサーズは個人の生活・働き方、あり方の変革を目指し、新しい働き方を提供するサービスを運営しています。

企業とフリーランスのオンラインマッチングサービスである Lancers を中心に、定額で業務をサポートする Lancers Assistant など、「働く」というキーワードを軸に様々なサービスを展開しております。

勉強会

それではメインテーマである、6人の登壇内容を紹介していきます!

リーダーを降りてヒラになった話

1人目は、SUPER STUDIOさんのソフトウェア開発ユニット/改善チームから、宮下 裕志さんに登壇頂きました。

登壇内容としましては、自身の経歴を参考に、運用/改善チームのリーダーというポジションから、技術力でチームをリードする、スペシャリストというポジションを選択した、といったキャリアプランのお話をされていました。

現状のリーダーという働き方と、入社当時の「自身の技術力をつけたい」という思いの、2つ考えを検討し、今回の決断に至ったそうです。

登壇最後には、エンジニアのキャリアプランに対する考えを述べらており、現在エンジニアとしてインターンをする自分に、今後とても参考になる内容でした。

インターンから入社してRailsのメール送信をSengGridに移行してみて

2人目は、ランサーズの開発部から、平野 達也 (@n44511336tatuya)さんに登壇頂きました。

登壇内容としましては、前半はご自身の経験をもとにインターンからランサーズに入社する経緯を、後半は直近の業務内容であるメールサーバーをSengGridに移行されたお話をされていました。

前半部分では、フランス料理人というプログラミング未経験の立場から、エンジニアを目指すまでの経緯や、実際に開発現場に参加して感じたことを述べられておりました。ちなみに平野さんがインターンの際の経験をまとめた記事もございますので、よかったらそちらもご覧ください。

元料理人が入社してからの1ヶ月を振り返る

 

後半部分では、メールサーバーのSengGridへの移行の際の、課題やその解決方法について説明されていました。その具体的な方法を記した記事もございますので、そちらもご覧ください。

Railsのメール送信をSendGridに移行しました

 

インターンから現在の業務内容までを聞くことができ、同じく未経験からエンジニアを目指している自分には、とても学びの多い内容でした。また現在自分は平野さんに業務をフォローして頂いているということもあり、平野さんの背景を聞くことができて興味深かったです!

開発チームにスクラムを導入した話

3人目は、SUPER STUDIOさんのソフトウェア開発ユニット/開発チームから、齋藤 一輝さんに登壇頂きました。

登壇内容としましては、現状の開発体制の課題について見直し、その解決策として、開発サイクルにスクラム開発を導入された際の、目的やその方法について話されていました。

スクラム開発とは、ラグビーの「スクラム」が語源であり、チームのコミュニケーションを重視した開発手法のフレームワークです。

最後には、今回のスクラム開発の導入を1つの例に、チーム全体に影響のある課題に取り組む際には、迅速に対応することや周りを巻き込む事の大切さを説明されており、課題に向き合う姿勢についてとても勉強になりました!

新卒がMENTAの企画立案から実装までを一人で行ってみて

4人目は、ランサーズの開発部/MENTA事業部から、池田 直人 (@naoching7010)さんに登壇頂きました。

登壇内容としましては、前半に新卒時代の経験やチーム2人の状態からメンバーが20人に増えた際に心掛けたことを、後半にMENTAの新機能立案から実装までを1人で行ってみた際の学び、について話されていました。

前半部分ではまず、はじめて実務でLaravelの開発に携わった際に、自由なフレームワークだからこそアーキテクチャ設計の重要性を実感したお話をされていました。またチームメンバーが大幅に増加した際の、タスク管理やチームビルディングの方法について説明されていました。

 

後半部分では、実際にMENTAに導入されているチップ機能について、企画立案から実装まで手掛けた際の、「『早く作ること=偉い』と勘違いする」や「『誰のため、なんのため』の機能か忘れる」といった、実体験から得た学びを紹介されていました。

チーム開発の際の注意点や、新機能をリリースするまでの実態など、多くの学びを得ることができました。また実際に自分がMENTAを利用していた際にリリースされた「チップ機能」が、新卒の池田さんによって企画立案から実装までされていことを知り、その行動力と積極性に驚き、感服しました。

アルゴリズムに苦手意識がある私がアルゴリズムを勉強してみた

5人目は、SUPER STUDIOさんのソフトウェア開発ユニット/運用チームから、下村 由紀さんに登壇頂きました。

登壇内容としましては、もともと苦手意識のあったアルゴリズムについて勉強した際の感想と、そこから得た学びについてお話されていました。

下村さんは、アルゴリズムの勉強を始める前に、今回のイベントの参加を決められたそうです。そしてイベントに向け、苦手意識のあったアルゴリズムの勉強に取り掛かる、といった挑戦的なアプローチをされており、感動致しました…!

そしてその結果、アルゴリズムの知識に加え、勉強することの楽しさを知ることができたそうです。また現在もアルゴ式というサイトで、アルゴリズムの勉強を続けているそうで、新しいことへの挑戦や学ぶ事への姿勢など、とても参考になりました!

Terraform v0.12.29 → v1.0.5にバージョンアップする上で気をつけること

最後は、ランサーズの開発部/技術基盤 SREチームから、安達 涼 (@adachin0817)さんに登壇頂きました。

登壇内容としましては、ランサーズで利用しているTerraformのバージョンを、v0.12.29からメジャーアップデートされた安定板v1.0.5へ、4つのプロジェクトをアップデートされた際の方法やその苦労話をされていました。

まず前提としてランサーズでは、各サービスの本番環境とステージング環境でAWSのアカウントを分割した構成になっています。その構成において、Deployサーバーを用いてterraform applyを実行することで、変更をそれぞれの環境へ反映させる流れになっています。

今回のバージョンアップでは、AWSの管理をより安定させる為に、下記の4つのサービスにおいてバージョンアップを行ったそうです。しかし実はTerraformのバージョンアップでは、0.12から0.15に一気にアップデートをすることができず、0.12→0.13..と徐々にローリングアップデートすることしかできないそうで、一つひとつ実行されたそうです、、

今回のお話を聞いて、既存ツールのバージョンアップする事の難しさを感じた同時に、やはり影響力の大きいインフラ領域の知識の大切さを再度実感致しました!

Terraformバージョンアップに関しては、より詳細な内容を別途記事にまとめておりますので、よろしければそちらもご覧ください。

Terraform v0.12.29 → v0.15.0にバージョンアップしました

また自分はインターンとして、安達さんには日頃からフォローアップして頂いておりますが、安達さん自身も新たな技術的挑戦を続けられており、その学び続けられる姿勢に脱帽致しました。

Q&A, 雑談

最後はそれぞれの登壇内容を踏まえて、各社のエンジニアの開発環境などについて、雑談を交えてそれぞれ質問を行っていました。

また参加者の方から頂いた「新卒エンジニアなど実務経験の浅いメンバーの受け入れに関して、どういった体制を取っていますか」という質問がありました。それに対してSREチームの安達さんが、心理的安全性を高めるためにペアプロや雑談など、頻繁にコミュニケーションをよく取るよう心掛けている、とお答えされていました。

その他に各社のエンジニアの育成環境や、駆け出しエンジニアに何が必要とされているか、など貴重なお話を聞く事ができました!

さいごに

今回のイベントでは、各社の若い世代のエンジニアを中心に、その開発環境や現場で得た学びに関して共有する事ができました。

またSUPER STUDIOさんとランサーズ、両社ともにサービスやミッションに共感できるメンバーを募集しております!一緒に働いてみたい、話を聞いてみたいという方は、是非お声がけ下さい!

SUPER STUDIOさんの採用サイト:https://careers.super-studio.jp/dept

ランサーズの採用サイト:https://engineer.blog.lancers.jp/engineer-recruit/

最後までお読みいただき、ありがとうございました!