1on1の活用方法

ichikawa.izumi|2023年09月15日
DevOps

ランサーズPdMの市川です。

PdMのキャリアとしては1年目の新米です。日々職歴の長い方々から色々なことを学んでいますが、特に、1on1をしてもらう中での気づきは自分にとって成長の糧になっていると感じます。今回は、その1on1で扱うテーマと、得られていることについて紹介します。

1on1をしてもらっている人

私が1on1をしてもらっている人は、先輩PdMの2名です。

1名は、同じプロダクト開発チームに所属している、メンターに当たる人です。日々の業務でも密にコミュニケーションをとっています。メンターとは毎週2回程度1on1を行い、主に日々の業務の中で発生する課題を解決することに重きを置きながらやっています。

もう1名は、1年目から定期的にコミュニケーションをとってきたPdMの先輩です。月に1回1on1をしています。数日、毎週単位でやり取りするメンターと異なり、1か月単位でキャッチアップや振り返りを行っています。

1on1で取り扱う内容と得られたこと

1on1で取り扱う内容と、得られたことについて、以下に紹介します。

日々の業務課題について

日々発生する業務上の課題や疑問を持ったこと、スキルアップしたいことについて話します。

取り扱うテーマはその時々で変わり、幅広いです。例えば、取得したいデータのクエリの書き方を教えてくださいという初歩的な質問もしますし、ステークホルダーとのコミュニケーションの取り方や合意形成の適切な方法についてアドバイスをもらいます。

1on1のおかげで、自分のスキル不足や課題の難易度によって一人では解にたどり着きづらい問題を一緒に話しながら考えることができています。また、課題をためない状況が作られており、解決速度が確実に上げられています。リモートワーク環境でもコミュニケーションに障壁を感じることがないのもよい点です。

他にも、ソフトスキルの向上に関することなど、長期的に磨いていく必要のあるものについては、役に立ちそうな本を紹介してもらい、スキルアップの材料を得ています。

最近では、PdM歴が浅い人がよく抱える疑問の一つである、「自社におけるPdMの役割やその責任範囲をどうとらえたらいいのか」という疑問に対して「プロダクトマネージャーのしごと」という本を紹介してもらいました。まだ読み始めた段階ですが、現段階でこの本に出合えてよかったと思います。職歴の浅い人にとって、PdMという仕事を体系化してとらえることができ、さらに実践的な手法についても学ぶことができる良書です。

モチベーションについて

1on1の中で、現状のモチベーションはどうかというテーマでざっくばらんに話しています。

毎度同じ「今のモチベーションは?」という切り口で話し始めます。

日々の業務の中で感じたことを点でとらえ、点と点を線でつなげるように自分のモチベーションを振り返り言語化しています。言語化することで、モチベーションの上下を把握しているのですが、なにより定点観測ができていることがよいなと感じます。

また、モチベーションの上下の要因を探り、解決するための行動をとることもできますし、自分のソフトスキル、ハードスキルに対する変化や成長を感じられ、非常に良い時間になっています。

最後に

定期的に行う1on1の中で、経験を増やしスキルを上げていくことによって自分の質問の質や着眼点が変化していることを感じています。自分の日々のインプットとアウトプットを積み重ねていくことが1on1の質向上にもつながっていくと感じるため、引き続き自己研鑽を続けていきたいと思います。

それでは、次回もお楽しみに!