ランサーズのVPoEの倉林です。
このたび、ランサーズは、エンジニア採用とエンジニア組織の改善を目的としたLancers Open & Flat Recruitingというプロジェクトをスタートしました。
今回の記事では、プロジェクト実施の背景と内容、今後の計画について紹介します。
プロジェクト自体について知っていただくことはもちろんですが、ランサーズの課題へのアプローチが、記事を読んでいただくみなさんの助けや気付きに繋がれば幸いです。
良い面・悪い面をOpenに、社外とFlatに繋がるプロジェクト
本プロジェクトは、ランサーズのエンジニア組織に関する情報を外部に公開し(Open)、社外の方の知見を素直に取り入れて(Flat)、エンジニア採用、またエンジニア組織自体の改善に繋げることを目的にしています。
「穴の空いたバケツ」をそのままにしない、採用と組織改善の同時進行
採用では「穴の空いたバケツ」という表現がよく使われます。
どれだけ多くの優秀な人材を採用しても、魅力が無い組織は穴の空いたバケツのようなもので、せっかく入社した人材も離職していってしまいます。
良いエンジニアを採用して良い組織を作り上げるためには、外見を良くするのではなく、良いエンジニアが入社したい環境自体を整備する必要があります。
そのために、単なる採用のプロモーション活動ではなく、実際の改善施策自体を外部に公開することで、組織改善と採用広報を同時に進めようと考えています。
うまくいっていないことこそOpenにします
Lancers Open & Flat Recruitingで大事にしているコンセプトは、「うまくいっていることだけにフォーカスしないこと」です。簡単にいえば、ランサーズ社内の良くない部分、失敗についても発信し、社内・社外の知見や協力を取り入れて改善に取り組んでいく過程もオープンにするということです。
世の中に発信される企業の情報、特に採用広報に関する情報は良い面のみが取り上げられ、入社後のギャップを生み出すことが多々あります。ランサーズという会社、そしてエンジニア組織にはいくつもの魅力があると考えていますが、一方でまだまだ改善しなければいけない点も多く存在します。
良い面だけでなく改善点もオープンにすることで、ランサーズのリアルな実態を知ってもらい入社後のギャップを無くす、そして課題を改善してより良くしていける組織だということを知ってもらうことがこのプロジェクトのもう一つの目的です。
社外の知見をFlatに取り入れます
ランサーズ社内の課題を社外に公開し、その解決策を様々な人々と協力しながら模索します。オープンタレントプラットフォームを展開するランサーズでは、すでに業務委託や兼業社員など様々な立場で関わるメンバーが多くいます。
そういったメンバーからの意見もFlatに取り入れていきます。
具体的な取り組みについては追って発信する予定です。
Lancers Open & Flat Recruitingの実施内容
Lancers Open & Flat Recruitingでは、オープンかつフラットであることをテーマに、下記のような施策を実施していきます。
① エンジニア採用・エンジニア組織の改善についての情報発信
エンジニア採用、組織の改善について、改善前後の実態をオープンに公開していきます。
第一弾として、本記事と同時に「ランサーズエンジニアの給与改善 Before/After」を公開しています。
② 社外の有識者とのイベント開催
ランサーズが抱える課題について、社外の有識者とディスカッションするイベント開催を予定しています。
イベントには、社外のどなたでも参加いただけます。
③ランサーズ社内のことがありのままわかる情報発信
ランサーズ社員や関係者のインタビュー記事や、ランサーズという会社、エンジニア組織、働くメンバーの実態がありのままわかるコンテンツを発信します。
おわりに
手前味噌ですが、ランサーズにはビジョンやプロダクト、組織とたくさんの魅力があると考えています。しかし、従来のように良い面だけを抽出した広告的な発信では、手触り感のある実態は感じられないとも思っています。
より手触り感を出すために、社内で議論を重ねて今回のプロジェクト実施に至りました。
実態や改善の内容はもちろん、こういったプロジェクトを主体的に実施しているエンジニア組織のカルチャーに魅力を感じていただける方に届けるために、Lancers Open & Flat Recruitingを進めていきます。