ランサーズ(Lancers)エンジニアブログ > もくもく会 > 2023/8/4週 もくもく会 UXデザインの教科書を読書, 需要分析にChatGPTを利用

2023/8/4週 もくもく会 UXデザインの教科書を読書, 需要分析にChatGPTを利用

tanifumiya|2023年08月04日
もくもく会

ランサーズでは自己学習の場として毎朝1時間程のもくもく会を開催しています。
もくもく会を開催しようと思ったきっかけは、こちらで紹介しています。
以下は今週の取り組みになります。

今週のもくもく会

  • UXデザインの教科書を読書スタート
    • 序文を読みました。
    • 対象は「製品やサービスを使う体験」
      • 我々は日常的にたくさんのモノを使って日々生活している
      • 「モノ」は、作り手が何らかの意図を持って作り出したもの
      • ユーザーが製品やサービスを使うのは、それを使うことで得られる結果が嬉しかったり、便利だったりするため
      • 本書では、この「製品やサービスを使う体験」を対象としている
      • 使う人がいて、作る人が提供する製品・サービスがある
      • UXデザインは、両者の関係に着目することからはじまる
    • 使う人の体験を考えたものづくりを学ぶ
      • ほとんどの人は自分が困っていることを解決したり便利になるような、自分が欲しいと思うサービスを考える
      • あなたが「あったらうれしい」「欲しい」と思うアプリは、あなた以外の人はどれくらい望んでいるか
      • どれほどの人が嬉しいと感じてくれるかが問題
        • データ登録に特殊な操作が必要な場合、自分だけが便利と感じても世の中の大多数は不便と感じる場合がある
      • UXデザインとは、使う人が嬉しいと感じるような体験を実現する製品やサービスを作ることを目指したデザイン方法論
      • UXが良いものになるようにと考えるのは、ものづくりに関わる全ての人の願いだが、これを実現するのはなかなか難しい
      • 特にユーザの状況を理解することは、思った以上に難しい
      • 同じ様な属性の人であっても生活の中で実践している行動は全く違ったり、逆に同じ行動をしているのに、考えていることは正反対だったりすることさえある
      • ユーザーに理解される製品やサービスにする為には、UXデザインの知識が不可欠
    • 手法だけでなく理論やプロセスの考え方を学ぶ
      • UXデザインはサービス開発の分野では、既に当たり前のように実践されている
      • しかし、短期的に効果が得られることを目的に、UXデザインの手法が使われる傾向がある
      • 理論やプロセスに対する知識があれば、その手法を適用する目的や意義について考えることが出来るようになり、更に良い結果を導くことが出来るはず
      • 製造業でもUXデザインに取り組む必要性が高まっている
      • その背景には、製品に対する消費者の価値観の変化がある為
        • 自動車を例に出すと
          • 昔 → 所有しているだけでステータスだった
          • 今 → どんな新しい体験をもたらしてくれるかに価値の意識がシフト
    • UXデザインは小手先の手法の話ではなく、また、最近流行りのテクニックでもない。
    • 先駆的な人たちが、ユーザーにとって「良いものを提供したい」という想いでチャレンジしてきた成果の蓄積によって成り立っている一つの学問領域でもある。

岡田

  • ワードクラウドのような需要分析をChatGPTを使って、依頼内容から抽出→集計したい
    • 2023/01/01~2023/06/30 までのライティング依頼内容をランダムに100件取得
      1. GPTに依頼文から需要を抽出(各需要は1文で、1依頼5〜10文)
      2. 需要文を意味ベクトルに変換
      3. 需要ベクトルの類似度で0.9を超えるものは同じ需要として集計
    • 「オファーページで詳細を確認」して欲しい人が多い → 収集したデータが悪そう
      「ですます調」の指定がそこそこある
      「オリジナル」「他の著作物からのコピーはしない」がある
      「スマホ」ってなんのことなんでしょう?※ 「漫画の魅力や登場人物」とあるのはたまたまです。集計の際に代表文となったものがそうだっただけだと思います。3000文字以上で類似するものが多かったのかと。
      ※ 「について」「に関する」から始まっているものは、「〇〇について」の「〇〇」が消えているだけです→ 依頼内容から抽出する部分を function calling を使って綺麗にする
    • 元の対象とするデータを綺麗にする
    • function calling でテキスト抽出を試すhttps://qiita.com/yuno_miyako/items/1cbaa781c116800b4b91
  • Clusteringで集計→同じグループのものを要約
    良かった

    • 「テストライティング」を希望する声が多い
    • 「コピペ厳禁」「納品時にコピペチェックを行う」など権利系は気にされている

    悪かった

    • 「時間や文字数などの数値を除いた1文に要約する」というプロンプトが生成されている→ 生成部分を修正する必要がある
    • 納期は必ずある → ストップワードを強化したい

今週の報告は以上です。
週毎に取り組みを掲載していきますので、ご期待下さいませ。