こんにちは!corpITチームの、コーポレートエンジニアの長峰です。
ランサーズのcorpITチームでは主に情シス、社内ツール開発の領域を担当しており、今回は社内ツール開発の一例をご紹介できればと思います。
1. はじめに
ランサーズでは社内申請システムとしてkintoneを導入していますが、
- kintoneにコメントを記入しても気づかない。
- kintoneで申請したものが完了になったことに気づかない。
という課題が発生していました。人によってはkintoneでコメントを記入した後、コメントしたことをSlackで相手に伝えるという方も…。
そこで作成したのが「コメントがされた場合や、申請のステータスが変わった場合に、申請者とメンションを当てた方にSlack通知する」というツールになります。
2. 実装
処理の流れとしては
- kintoneでwebhookを設定する
- 通知を送信する条件
- コメントの書き込み
- ステータスの更新
- 通知を送信する条件
- GASでwebhookを受け取り、DMで通知する
となります。
2-1. kintoneでwebhookを設定
公式記事を参照してwebhookを設定します。webhook URLは後述するGASのwebhookになります。
2-2. GASでwebhookを受け取り、DMで通知する
※補足説明としてコメントを記載しています。
※実際の処理と一部異なります。
なお、上記ソースコードにてSlackのメンバー情報を取得する処理がありますが、そのメンバー情報は
- 毎朝早朝に、Slackからメンバー情報をすべて取得してスプレッドシートに保存
- メンバー情報が必要になったタイミングで、スプレッドシートに記録されているメンバー情報を取得
ということをしています。詳しくは拙書Qiitaを参照ください。
3. 効果
kintoneで操作をしたらSlackに通知が!これで見逃すこともなく、スムーズなコミュニケーションができますね!
4. さいごに
現状、kintoneのアプリを作成する度に、kintoneのアプリIDを登録する手作業が発生しているのでなんとかしたいですね〜。
今後、他のツールもご紹介できればと思うので、ぜひブックマークやフォローをお願いします!