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上期の振り返りとOKR 「いま4月に戻ったら?」

ohira.koki|2023年09月29日
PM

ランサーズのエンジニアの大平です 🙋‍♂️

この上期にプロジェクトのオーナーとして行動した振り返りを書きます
書いてみると、OKRを用いたプロジェクトマネジメントの振り返り、になりました

月並みな意見ではありますが、どなたかの参考にはなればです

振り返り

上期の振り返りを一言で表すと

リリースはもっと早くできた
もっと早くできれば、その時間でより重要な課題と向き合えた

です

以下に、そう感じた理由と、今後のTryを書いてみます

1. OKRは定めた方がいい、Oはあるべき状態

  • Oはあるべき「状態」を定める、定性的なもの、pj初期では考えすぎない、少し願いを込める
  • KRはそれを実現するための要素、定量的に、MECEに、達成基準について共通認識が作れるようにする
  • KRの下には、その達成に向けたマイルストーン・課題がいくつかぶら下がってる

というのがOKRというフレームワークだと感じました (模範解答)

Objectiveは組織・プロダクトのあるべきと同じ方向を向き、その上でpjが達成したいあるべき状態を示す、が大事だと思います

2. KR・マイルストーンはチューニングする。課題の大きさ・重要度は変化する

  • pjを進めると課題やゴールの解像度が上がる
    初期は大きな課題と考えていたことも、解像度が上がると実はそうでもなくて、それより重要な課題が分かったりする
  • その状態で今1度優先度を検討する、過大にも過小にも見積もらない
  • その比較を通して、今1番重要なことに時間が使う、Objectiveを達成するために

当たり前のことを書きましたが、振り返るとこれが1番できておらず、そしてこれが1番大事だと思いました
かつこれができていれば、もっと早くリリースできて、もっと重要な課題に向き合えてたかもしれない、と感じてます

メンターの聡さんには「常に現在地を確認する」って表現で教わっていましたが、本当にその通りでした、難しい。

3 – 1. マイルストーンは具体的なアウトプットにする

  • マイルストーンをアウトプットにする = ゴールを明確に定義する
  • ゴールを明確に定義すると、スコープを決められる
  • ゴールを明確に定義すると、何故か見えてない課題やMoreな部分が見えてくる

3 – 2. アウトプットは必要なもののみにする

  • アウトプットはMVPに留める、本当にMinimumか?本当に価値はあるか?は問う
  • 作っても使われない、は社内外であり得る (社内ドキュメントとか)
  • 「ここにも影響がある・課題がある」と理解できていれば、あとは優先度の問題、段階的に改善すれば良い

3 – 3. マイルストーンは他者と共通認識をつくる

  • pjの現状を1番理解しているのは自分、その上で他者とやることの共通認識を作る・提案する
  • 共通認識があると、FBを得やすい
  • 共通認識があると、その差分から協力を得やすい

3の部分はOKRのフレームワークで言うとマイルストーンの部分で、やって良かったことと気づいたことです

3の行動をもっと早くできていたら、気づきを早く得られて、2を上手くできるようになってたかもしれないと感じてます

まとめ

全体のまとめとしては

1の内容は、やって良かったことで、あまり難しくない、というか正解がないようなことだと思っていて、
2の内容は、振り返るとできてなかったことで、かつ1番大事だと思うことです
3の内容は、やって気づいたこと・良かったことで、ここは具体的に改善できる粒度なので、今後に活かしていきたいです

多分3ができれば、2のKRのチューニング・現在地の確認はもっと上手くできるようになると思ってます

他にも課題は残る状態ではあるけれど、KR・マイルストーンのいくつかは解消でき、Objectiveに近づけられたのはGoodだと思うので、今後も頑張っていきたいと思います

最後までお読みいただきありがとうございました 👏