Lancers New Normal

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ランサーズ Advent Calendar 2020  1日目の記事です。

はじめまして、ランサーズ開発部 部長/VP of Engineering  の @terukuraです。

今年もランサーズ Advent Calendar始めたいと思います!
Advent Calendarを通じて、少しでもランサーズのエンジニア・プロダクト開発組織の雰囲気や取り組みが伝わるとよいなと思っています。
(社内向け)今年はばたばたとしていて準備期間があまり設けられずすみません!最後まで完走頑張りましょう!

1日目は、コロナ禍でランサーズにおきた変容・オンラインシフトによって生み出された新しい機会・ニューノーマルの一部を紹介できればと思います。

 

新しいコミュニケーション

オフラインからオンライン前提の働き方になるなか、社員同士のエンゲージメントの重要性を感じていました。
ランサーズでは月に一度、全社の情報共有やフラットなコミュニケーションを図るため「決騎会」という全社集会を実施しています。聞く側も発表する側も非常に熱量のある場で、社員同士のエンゲージメントに非常に重要な場でした。

オンライン実施となり、初回は録画されたコンテンツをオンライン会議で流す形でしたが、やはりこれまでのインタラクティブなやり取りや、ノンバーバルなコミュニケーションがないため、熱量が全く伝わらない状況でした。

そこでエンジニアとして積極的に関わらせてもらい、毎月の集会で小さなチャレンジを繰り返しながらアップデートし、最近だと以下のような形で臨場感のある形となりました。社内外からも反響が多く、アップグレードしすぎとの声もでていました。

 

なんどか記事でも紹介させてもらっていて、クローズドなイベントの実施や、実際のノウハウ共有はパッケージとしても用意していますので興味のある方は声掛けください!

◾ランサーズのアップデートし続けるスゴすぎる全社集会
https://tips.lancers.jp/articles/2372/

◾グレードアップしすぎでしょ!社員騒然の全社集会
https://www.wantedly.com/companies/lancers/post_articles/262390

 

今日の記事では、上記ランサーズの配信技術の一部をチラ見せできればと思っています。

ライブ配信は沼なので機器をたくさん揃えたくなってしまいますし、クオリティも求めれば外部の配信会社にお願いする、スタジオを借りるなどもあるかと思っています。
専用のソフトウェアやビデオキャプチャなどがあると、もっと楽にできるものもあるかと思いますが、今回の構成はあくまで一例として、工夫とソフトウェアがあればなんとかなる!という例ですので、ターゲットや目的によって最適な、配信方法を検討いただく上での参考になれば幸いです。

大枠の構成は以下のような構成で、今回詳細は省きますが、ハイスペックなPCや専用のハードウェアというより余っているPCや機器で構成できるというのもポイントですし、OBS(OpenBroadcasterSoftware)というOSSツール中心の省エネ構成となっています。

今日はその中で工夫した点を2点紹介します。

1)NDIを駆使した配信

工夫その1。今回1台のPCで処理する場合、あるていどハイスペックなGPU処理が必要になってしまうため、複数台のPCにて役割を分けて配信を構成しています。
・zoomで登壇者を写すPC
・スライドを写すPC
・OBSでミックスするPC
・全員にzoomでライブ配信するPC(BGMや効果音もこのPC)

NDI(Network Device Interface)は、NewTek社が開発した映像・音声などの情報をネットワークを介して共有可能にするプロトコルです。かなり低遅延での転送が可能なためビデオキャプチャなどの専用のハードウェアがなくても、複数台で処理しての配信が可能となります。

NewTeckのサイトより、NDI Toolsがダウンロードできるので、ぜひためしてみてください!
配信元のPCでScan Convertorを立ち上げて、受信側のPCで Video Monitorを立ち上げることで、配信元のPCの画面がそのまま転送・共有されてきます。

OBSにはndi pluginというのがあり、NDIのソースをそのままキャプチャできますので、以下のようにNDI経由でzoomの画面をキャプチャして、配信画像に埋め込むことが可能となります。

 

2)zoomチャットを表示

工夫その2。zoomチャットを配信上に表示して、より聞いている側の参加している感をだしています。これどうやってるの?と多数の方から問い合わせのあったので、こちらも方法を共有できればと思います。難しいことはやっていないので拍子抜けかもですが、以下の用に工夫しています。

1)zoom設定で、chatの文字サイズを大きめのサイズにする

2)chatを別画面で開く

3)OBSのウィンドウキャプチャで、2)のウィンドを指定

4)カラーキーで背景を透過させて、画面に配置する。

なんと簡単!このパターンでtwitterのツイートや、時計の表示なども配信に盛り込むことが可能です。

まとめ

Advent Calendar 2020 初日、何故か配信技術の紹介になってしまいましたが、今後ライブ配信・オンラインコミュニケーション技術はIT社会に必須であり、ランサーズは新しい働き方、スマート経営をリードする会社として、この分野をリードしていくことは重要と考えています。

またエンジニアが積極的に関わる理由として、デバイス+ソフトウェア+ネットワークの駆使など、エンジニアリングスキルがだいぶ必要な領域となっている点、継続的な改善サイクルなどエンジニア的発想が活用できる領域という点で、今後もオンラインシフトによって生み出された新しい機会ととらえて、時間と場所を超えてコミュニケーションを作っていければと思っています。

というわけで2020年ももうすぐ終わりですね!2021年もよろしくお願いします!

明日は@mamy1326さんです!ぜひお楽しみに。