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エンジニアチームのメンター制度のご紹介

satoshi|2016年12月07日
ツール/ライブラリ

ランサーズ Advent Calendar 2016 7日目の記事です。

ランサーズエンジニアの  です。

僕からは、ランサーズに入社した際に、業務以外のサポート体制として、メンター制度についてお話したいと思います。

ランサーズでは、入社したエンジニアメンバーにはもれなくメンターがつくことになっています。

入社してすぐは、わからない!不安!何だこれ?といったことが多く出るはず。そういうことを気軽に相談して早く馴染み本来の力を発揮してもらうために、2年ほど前から続いている制度です。

そして、早く馴染んでもらう為、一定の約束ごとを設けています。

  • 業務でかかわらない別チームの人がメンター
  • 必要に応じてメンターが上長にエスカレーションし、問題の解決サポート。
  • メンターは意見を押し付けない。聞き役に徹する。
  • メンターは、メンティの成長にも貢献

業務でかかわらない別チームの人がメンター

実際に働くメンバーや、上長がメンターになってしまうとどうしてもいいにくいことができてしまいます。その為、日々の仕事の上で利害関係が小さい人をメンターにするようにし、なんでも話せる環境を作っています。

また、入社後1ヶ月は毎週僕が1on1をして話をしています。そこでどんな性格、思考性、技術興味などを元に、既存のメンバーからどういう人をメンターにすればよいかという判断をしていたりします。

必要に応じて上長にエスカレーション

話をしていく中で、仕事の中で困っている事、例えば

  • ランサーズでの仕事の流れが見えないので、まとめたいがどこで書けばいいか?
  • コードレビューを効率化するためにプラグインを入れたいけど良いか?
  • 今やっている仕事が終わったあと何するんだろう?

等など、いっぱい出てきます。こういうことが出れば、随時、上長に旨く伝えて、本人がやれる環境を作って上げる、説明する機会を設けてもらう等進めます。

 

メンターは聞き役に徹する

コーチングなどでも言われることかもしれませんが、メンターは9割聞き役、1割話す程度で、「この人にはなんでも話せる」という関係構築を大事にしています。

そのため、実際のメンターとの会話では、仕事だけでなく、プライベートな会話もちらほらでて、「なんでも話せる兄さん、姉さん」のような関係になってると理想ですね。

メンティの成長に貢献

「馴染む」段階をすぎたら、本来大事にすべき「成長」です。
なので、意識的に目標や、成長についての会話を多くします。どういうことをしたいのか?チャレンジしたことでどういう気づきを得たのか?

普段しない会話を定期的にすることで、成長に意識を向けることができ、それだけで成長の速度も変わってくるため、こういった「気づき」を与えるのもメンターとして大事にしています。

 

最後に

メンター制度を初めて2年以上経ちますが、こうやって少なくとも誰かは話を聞いてくれる存在を作ることで、新しい方は比較的早くチームに馴染んでるように思えます。また、ベンチャーという変化の大きな組織の中では、誤解なども生まれやすいのですが、このメンターがいることでそういった事も話していけるため、今後も続けていきたい一つの取組みです。

僕からは、技術とは違うお話をさせていただきましたが、ランサーズ Advent Calendar 2016 はまだまだ続きます!