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意外とすんなり作れたApple Watch 開発環境

blog_admin|2015年03月23日
iOS

 

ランサーズ エンジニアの土屋です。

先日社内勉強会で行った、Apple Watch開発の環境構築内容を共有します。Apple Watch開発するぞ!という方のお役に立てたら幸いです。

Apple Watchについておさらい

2015/03/10のApple Spring ForwardでApple Watchが正式発表されました。
合わせて対応するiOS8.2、xcode6.2正式版が公開されています。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20150310_691929.html
http://www.gizmodo.jp/2015/03/apple_watch_57.html

イベントの臨場感出ています。
アップルSpring Forwardイベント速報:12インチMacBook、Apple Watch正式発表
http://japanese.engadget.com/2015/03/09/apple-spring-forward-live-blog/

レシピ

前提条件です。

iOSデベロッパプログラム

https://developer.apple.com/jp/programs/
年間参加費 ¥11,800 (税別)

Xcode 6.2 以上

https://developer.apple.com/xcode/downloads/
6.2からAppleWatch開発環境(watchkit)が入っています。

iOS8.2以上 (iPhone)

8.2にバージョンアップするとアプリ「Apple Watch」が追加されるのですぐわかります。
01_iPhone

前提条件が整いましたら以下、手順になります。

Apple Watch開発環境構築手順

1.まず、iPhoneアプリケーション プロジェクトを生成

xcode起動後、「Create a new Xcode project」を選択します。
次にiOS -> Application -> Single View Applicationを選択します。

02_xcode_project_select

今回はプロダクト名をtestAppとしました。
03_xcode_project_edit

 

2.Watch Kitを追加する

左ツリーのプロダクトにカーソルを合わせます。 メインビューの一番下にLinked Frameworks and Librariesがあります。+ボタンのところからWatch Kitを追加します。
04_xcode_lib

ライブラリ一覧から探すことになるので、Watchで検索します。
05_xcode_lib_add
Linked Frameworks and LibrariesにWatchKit.frameworkが追加されたことを確認します。
06_xcode_lib_add

 

3. Watch Kit Appを追加

いよいよWatch Kitを追加します。File -> New -> Target を選択します。
07_xcode_new_target

AppleWatch ->WatchKit Appを選択します。
08_xcode_watchkit

4. Hello World

Interface.storyboardでUIを作成します。
あとは、いつものiOS開発と同じです。今回はラベルをペコリと貼り付けてみました。
09_xcode_story_board
実行(command+r)します。シミュレーターが起動します。
10_xcode_hello

 

まとめ

  • 開発環境構築は意外とカンタン
  • iOS(iPhone)の上にAppleWatchが乗る構造

以上、AppleWatch環境構築でした。いかがでしたでしょうか。