ランサーズ等のサービスを開発・運用する中で得た知識やノウハウを紹介しています。

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Labels:  デザイン 投稿者:adachin

新規サービスリリース前に失敗した、目的の捉え方の話

はじめまして!
ランサーズのユーザーファーストデザイン室の森下です。

業務では、最近は主に10月にリリースされた新サービス「Lancers Top」のデザインやコーディングを行っています。

今回は、そのサービスのリリース前の開発時に学んだ、目的を抑える時に気を付けたいことについて書きたいと思います。

その目的は本当に目的なのか

Lancers Topはエンジニアのためのエージェントサービスで、高単価保証あり、週2日からフルタイムのお仕事を紹介しています。

そのサービスの中で、[会員登録] → [ユーザー情報の入力] のフローを考えている際に「どうやってユーザーに情報を入力してもらい、離脱率を下げるか」を検討していました。

フォームというと入力のしやすさはもちろん、必要のない項目を削ぎ落として、できるだけユーザーの負荷を減らすことを考えます。しかしサービスの性質上、一定量の情報入力は必要不可欠です。
そこで様々なサービスを参考にさせていただきながら、1問1答形式で画面遷移させること検討し、それをベースに必要な要素や快適な動きを考え、開発を進めていました。

目的

ユーザーが入力しやすいフォームを作成する
達成のために:1問1答形式で画面遷移し、サクサク快適に入力できるようにする

※画面遷移確認のために作成したワイヤーです

その目的に前提があるかを考える
そしてある程度開発が進んだ段階で、「職務経歴書を持っている人だったら、アップロードして貰えれば審査できる」というフィードバックをいただきました。

それまでにも職務経歴書を持っている人はどうするかの議論は出ていました。けれど職務経歴書によって内容や形式が異なったり、データをどう管理するかの問題もあるため、業務経歴の箇所だけ、入力フォームと持っているファイルをアップロードできる箇所とを、並列させる形を考えていました。

そこで改めて考えると、その目的に固定概念のような「前提」があったことに気が付きました。

前提:ユーザーに情報を入力してもらう
目的:ユーザーが入力しやすいフォームを作成する
達成のために:1問1答形式で画面遷移し、サクサク快適に入力できるようにする
フェーズに応じた適切なアプローチを考える
再度目的を整理すると、下記のようになりました。

目的:ユーザーの情報を得ること
達成のために:職務経歴書を持っている人はアップロードし、持っていない人はダウンロードできるようにする(記入後にアップロードしてもらう)

先に挙げた懸念点については、アプローチの仕方を検討しました。

職務経歴書によって内容や形式が異なる
→ 足りない情報は直接確認したり、個別にカバーする
データをどう管理するかの問題
→ はじめは人力で対応し、後々仕組み化していく
リリース時点でのアプローチとして何が重要かという点も含めて、プロダクト上だけに縛られず、アナログな面でのコミュニケーションも取り入れて、サービス全体でどう目的を達成するかに基づいて考え直しました。

(補足:上記時点では、職務経歴書を持っていない人に対するフォローは不十分ですが、いったんお仕事を探されている多くの方は職務経歴書を持っている、という仮説をもとに進めていました)

まとめ

目的や課題を整理する際に、無意識に「前提」となっていることはないか確認する
そのフェーズにおいて、何が適切なアプローチなのかを検討する
いま考えると、なぜ気付かなかったんだろうと思ってしまいますが、いい学びになりました。
これからに生かして、よりユーザーに寄り添ったサービスにしていきたいです。

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